腸は語る
毎日美味しいご飯を食べ
カラダのなかへと運ばれ
消化されたり吸収されたり
分解されたりと
私たちのおなかのなかでは
さまざまなことが
行われています。
でも
よく噛むことをしていないと
キチンと消化されないまま
腸へと運ばれていきます。
よく噛むことを心掛けていると
唾液の分泌量も多くなり
口腔消化が良好な状態に保たれますし、満腹感も得られるので腹七、八分ですみます。
*よく噛もう*
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よく噛まずに腸へと運ばれたものは
どうなるの?
腸が疲れてきます。
そうなると
腸管免疫の低下や
腸内細菌の善玉菌の数が減った状態になり
正常な消化吸収が難しくなってきて、便秘にもつながります。
おなかをおてあてしていると
腸がかたく重く
べったりと腸同士がくっついているように
私の手から受け取れる場合があります。
(かたいのは筋肉のかたさではありませんー。筋肉は力を入れると収縮して確かにかたくなりますが、力を入れない状態でかたいのです)
便が出ていたり、腸は活動していますが
よく噛むことをしていないため
腸の内壁を傷つけてしまい癒着したり
カスとして残ってしまったりすることで
おなかの張りやくっつきを感じます。
でもこの張りやくっつきは
おてあてを進めていくと
おなかも少しずつ動き出し、柔らかくなってきます。
これといって
おカラダに何も不調を感じていないようでしたら
便を観察してみるのも
ご自分の健康状態を知れるひとつの目安にもなりますよー。
健康な人の便は
便器のなかでぷかぷかと浮いて
お尻を拭いてもティッシュに便がつかないのが健康の証とされています。
便器にこびりついてしまう便は
腸管内でも同じようにこびりついていますし
便器に沈んでしまう便は
腸内細菌が悪玉菌に傾いている可能性が高いです。
便が水に浮かぶかどうかを決めているのは食物繊維です。
食物繊維の量が多ければ便は浮かびますし、少なければ便は沈みます。
便の色も黄金色の便だとGoodですが
硬くて臭いがキツい黒い便はちょっと、、、よくはありません。
おカラダに何かしらの不調が出ているかもです。
便秘気味な方は水分補給が足りなかったり、食物繊維がとれていなかったり、ストレスなどで便秘がちになりますが
実は女性ホルモンも関係しているとか。
不要になった女性ホルモンは便で排泄されますが
便秘をしていると
腸から再び吸収されて、過剰な女性ホルモンが害を及ぼしてしまいます。
となると、生理などにも影響が出てくるということですし
女性ホルモンが過剰になると
子宮筋腫などの婦人科系の症状も招いてしまいます。
私たち女性は便のほかにも
生理の状態も観察してみる必要がありますね。
腸は我慢強く
簡単には弱音を吐かないですが
ストレスなどを抱えていたりなどの影響からも腸に不調が出てきます。
ストレスによる交感神経優位の状態が続くと、腸の蠕動運動が低下し
冷えからくる血行不良が続くことで
リンパ球の働きが弱くなります。
毒素の排泄が滞ると腸がむくみ(炎症)、
大腸の内腔が狭くなり便秘を引き起こしてしまいます。
腸は言葉は発しませんが
おなかに手を当ててみるとなんらかのメッセージを出しています。
もちろん、腸だけではなく
心臓や肝臓、胃や子宮など
私たちのカラダのすべての臓器から
メッセージを発しています。
ここつっかえているよー
引っ張られてるー
ここが窮屈だよー って。
そのメッセージに
少しでも早く気づき
日々の食生活などの見直しをしてあげたり、
何かストレスを感じていることがあるならば
ゆっくりお風呂に入る時間をつくってみるとか、自然に身をおいてみたり、お散歩をしてみるなど
自分がリフレッシュできる方法を見つけてみてくださいね。
そうすると
カラダに不快な症状を招くことが少なくなり、健やかにお過ごしできるように思います。
これからも
付き合っていくご自分のおカラダのためにも
どうぞ
意識を向けてみてくださいね。
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