骨盤底筋
なかなか
おおっぴらにはできないけど
割りと日常的??になっている
女性に多い腹圧性尿失禁
いわゆる
" 尿漏れ "について調べてみました。
尿漏れにはいろいろなタイプがあり
とくに私たち女性に多い
腹圧性尿失禁タイプ。
重いものを持ち上げたときや
走ったりジャンプをしたとき、咳やくしゃみをしたときなど
おなかに力が入ったときに
尿が漏れてしまうことを
腹圧性尿失禁と言うそうです。
ほかにも
過活動膀胱と呼ばれる
切迫性尿失禁。
この過活動膀胱は
急に尿がしたくなり、我慢できずに
漏れてしまうことをいいます。
本来は脳からの指令で
排尿をコントロールされていますが
脳血管障害などにより
そのコントロールがうまくいかなくなったときなど、出てくるようです。
しかし、多くの場合
とくに原因がないのに膀胱が勝手に収縮してしまい、尿意切迫感をきたしてしまうそう。
女性はこの腹圧性尿失禁タイプと
過活動膀胱タイプの混合タイプが多いんだとか。
私たちの
膀胱や子宮を支えているのが
深会陰横筋と尿道括約筋、
肛門拳筋、尾骨筋の4つの筋肉を総称した
" 骨盤底筋 "と呼ばれる筋肉です。
恥骨下あたりから尾骨近くまで
ハンモックのように張ってあり
内側の臓器を支えています。
女性の骨盤の正中矢状断。
↓↓↓
このハンモックのようになっている
骨盤底筋が緩むと
膀胱や尿道がグラグラして
不安定になります。
そこへ腹圧がかかると
膀胱と尿道が膣のほうへ押され
膀胱の出口が開きやすくなります。
尿道もギュッとは締め付けられず
力を抑え切れなくなり
尿が出ようとします。
女性の尿道は垂直にあり
とても短く3~4cmしかないようです。
男性の尿道は2箇所屈曲しており
17~20cmもの長さがあり
男性の骨盤底の筋肉群は
女性より強力で
前立腺が尿道の周りを取り囲んでいます。
女性より男性のほうが
おトイレが遠いのはこのためですね。
でも男性も
前立腺が肥大することで尿道が狭くなり
過活動膀胱(切迫性尿失禁)や
自分で尿を出したいのに出せない
溢流性尿失禁(いつりゅうせい)などもあるのでご注意を。
※身体運動機能の低下や
認知症が原因で起こる尿失禁もあります。
さて
この尿漏れの原因となるのが
妊娠や出産、肥満や膀胱炎、神経緊張などです。
更年期、女性ホルモンや
エストロゲンの減少によって筋肉が
弱くなることで起きることもあるそう。
このように
加齢や出産を契機に
出現したりするようですが
尿漏れも、先にお伝えした一種の病名となっています。
なので
放置しておかず、早期の改善をしていくほうがいいかと思います。
尿漏れは
デリケートな部分なので
なかなか公言できなかったり
病院へ行くのも躊躇してしまい
後回しになっている方も
多いかもしれません。
時間が経過すると
この尿漏れも
日常的になってしまったり。
自分のおカラダのことを気付けなく
スルーしがちになったり。。。
でも!
ご自分のおカラダのことを
もっと気付いてあげてください。
この尿漏れも、実は
頭蓋骨や骨盤の歪みにも関係しています。
度々、頭蓋骨の歪みを整え
おてあてをしていたお客様で
そういえば、、、と
何年も続いていた尿漏れをしなくなった
とのお声を頂いております。
お客様のご様子をみると
深い呼吸が出来ておらず
おカラダも、常にチカラが入っていて
おなかまわりの張りが強く
動きが鈍いようでした。
おてあてを重ねていくと
だんだんと
ゆったりした呼吸ができるようになってきて
硬かったおなかも、骨盤まわりも
しなやかに動きが出てきました。
呼吸がしにくい方などには
自律神経の中枢である視床下部と
密接に関係している
蝶形骨もおてあてしていきます。
視床下部には
抗排尿ホルモンを
調節する役割もありますよ。
~ 蝶形骨 ~
詳しくはコチラ。
おてあてでは
骨盤の歪みも整えていくのですが
膀胱と尿道の形成する角度は
正常では90度から100度のようで
骨盤底筋が緩んでいると
この角度が100度を超えてしまうことで
尿漏れを引き起こしてしまうそうです。
お客様が尿漏れをしなくなったのは
少なからず
頭蓋骨の歪みを整えると同時に
骨盤の歪みも整えられ
膀胱の出口の角度にも
変化があったのではないかと思います。
ほかにも
膀胱を取り囲んでいる子宮の位置や柔らかさ
靭帯などからも
影響を受けていたように思います。
おてあて後の
骨盤の角度や位置にも変化があり
なんと言っても、しなやかさが出ますね。
おてあての効果には個人差もあり
すぐには改善、とはいかない場合もありますが、少しでもお役に立てるのではないかと思います。
最善を尽くさせて頂きますが
あくまでも " おてあて " なので
本気で治したい方は
病院へかかって下さいね。
骨盤底筋はたくさんの筋肉や靭帯
筋膜などから成り立っているので
この骨盤底筋を鍛えることで
尿漏れの改善にもつながります。
セルフでできるのは
肛門に力を入れるとかですね。
(丹田に力を入れる)
肛門にキュッと力を入れて力を抜く。
これを数回繰り返してあげて
意識的に行なってみるとか。
あと、骨盤底筋は
横隔膜とも連動しているので
呼吸をしっかり意識してあげるのも
セルフでできることだと思いますよー。
ぜひ女性には行なって頂きたいなーと
思います。
でも
呼吸がしにくい、
気付いたら歯を食いしばっているなどは
頭蓋骨などに問題がある可能性が高いので
ぜひ" おてあて " を受けてみて下さいね。
おてあての師
奈良岡先生の著書も
おススメ!です!
↓↓↓
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