横隔膜のしなやかさ
この世に生命を受けてから
" 呼吸 " をし続けている私たち。
呼吸をすることで
酸素を取り込み、カラダ全体へと巡り
不要になった二酸化炭素を吐き出しています。
呼吸運動は
肋間膜や横隔膜の動きに支配されていて
その呼吸筋を動かしているのは脳です。
*呼吸筋には胸鎖乳突筋や横隔膜、外肋間筋などがある。
呼吸を司る呼吸中枢は
脳幹の最下部に位置する延髄にあり
迷走神経を介して呼吸がコントロールされています。
*脳幹は上から順に中脳・橋・延髄が続く。
*迷走神経の分布範囲は脳神経最大で、 胸部や腹部にも広く分布している。
迷走神経は運動神経線維と感覚神経線維とあるが、中心は副交感神経繊維。
脳神経・脳神経核の分布図。
迷走神経は小脳のすぐ真横に位置してます。
↓↓↓
しかし、過剰なストレスを受けたり
気候の変化などの影響で
横隔膜の動きにも制限がかかり
知らず知らずのうちに
呼吸が浅くなってしまいます。
*横隔膜は胸骨5・6番に位置し、ドーム状に横たわるカタチをしている。
先月7月の長い低気圧の状態が
続いていた際や最近の天候でも
気圧が下がり酸素の量も薄くなり
呼吸が浅い状態が続き
呼吸がしづらくなっている方や
体調が優れないという方もよく見かけました。
そのため、頭蓋骨の動きにも制限がかかり
頭蓋骨自体の上下の動きはあるものの
左右の動きがイマイチ
内圧が過度にかかっている感じが
ありました。
そうなると、迷走神経に支障をきたし
副交感神経の働きも鈍く
呼吸もしづらくなってしまいますよね。
しかも、低気圧で気圧が下がると
内耳のセンサーが感知し
交感神経が興奮し、痛みも起きやすくなってしまいます。
さて、呼吸をする際に
横隔膜はどう動いているかというと
息を吸うと横隔膜は下がり、
全体的に膨らみます。
息を吐くと横隔膜は上がり、
全体的に縮みます。
しかし、頭蓋骨の動きに
制限がかかっている場合
あたまが重かったり
この横隔膜の動きに
しなやかさがないこともあります。
しなやかさがないというのは
呼吸が浅くなってる
ってことです。
横隔膜にしなやかさがないと
それを取り囲んでいる
肋骨の動きが鈍かったり
なかには、肋骨も片方
または両方潰れてしまっている場合も
あります。
ほかにも、肋骨が上方すぎの場合もあり
そういった方は喘息持ちのケースもしばしば。
呼吸が浅くなってる方は
肩甲骨や肋骨の位置なんかも
左右アンバランスだったりしていますが
頭蓋骨をはじめ、手関節や足関節なども
おてあてしていくと
肩甲骨や肋骨なども心地よく整い
普段より、呼吸がしやすくなります。
ちなみに
横隔膜は膀胱や子宮、卵巣などを
支えている骨盤底筋と同じ動きをしています。
なので、横隔膜の動きが鈍いと
骨盤底筋の動きにもしなやかさがない
ということです。
以前書いた
骨盤底筋についての記事です。
↓↓↓
息を深く吸い込むと
血中の酸素濃度も上がり
脳やカラダの働きも活発になります。
呼吸をする。
当たり前のことですが
呼吸が、よりしやすくなるように
おてあてさせていただきますね。
*カラダのおてあて*
50~60分ほど 5000円
<問い合せ>
おてあてサロン
プラーナ
メール a.hg.prana.37@gmail.com
0コメント