骨と摩擦
私たちのカラダには206個の骨があり
骨は周囲を取り囲む
緻密骨(皮脂骨)と内部の粗な海面骨から
成り立っています。
緻密骨(皮脂骨)は骨の外部で
とても固い組織であり
海面骨は骨の内部です。
骨の組織内の細胞数は
非常に少ないですが
骨を取り囲む骨膜によって
ゆらぎをもたらし
私たちのカラダを支えてくれています。
この骨膜はコラーゲンで成り立ち
コラーゲンは
たんぱく質でできていて
コラーゲンは骨組みとなるだけでなく
弾力性のある組織を作ることで
骨のしなやかさのもとになっているのです。
そして
骨は体重を支え、カラダを動かしたり
臓器を守ったり、血液を作ったり
ほかにも、カルシウムとリンの
貯蔵庫としての役割を担っており
骨質を保っています。
私たちの成り立ちは
受精卵が細胞分裂をして着床すると
幹細胞といわれる大元の細胞から
内胚葉、中胚葉、外胚葉へと分化。
中胚葉から骨はつくられ
この中胚葉ではほかにも
血管や心臓、筋肉、頭蓋顔面骨が
発生してきます。
骨は血液をつくり
免疫を制御してくれる働きがありますが
同じ中胚葉からの発生である
血液と骨には
密接なつながりがありますね。
そして、骨はリモデリングと呼ばれる
新陳代謝を繰り返していて
骨は常に作り替えられ
大人では3~5年で
全身の骨が入れ替わるとされています。
こういった新しい骨を維持することで
疲労骨折などを防ぎ
自分のカラダを守っているのです。
この作り替えを行なっているのが
骨のなかにある細胞で
骨を壊す破壊細胞、骨を作る骨芽細胞。
この2種類の細胞の
作り替えのバランスが
崩れて起きるのが骨粗しょう症です。
骨粗しょう症は
女性ホルモンが骨組織の維持に
大きく関わっているほか
(男性では女性ホルモン同様、
男性ホルモンが骨形成をしています。)
腸での栄養吸収の低下や
腎臓での尿へのカルシウム排泄の増加なども
原因にあげられています。
そして、骨は
加齢や外的ストレッサーと共に
変な圧力を受けて
捻れたり、前後左右へズレてしまいます。
歪んだ圧力を受けて
その圧力の逃げ場がなくなり
膝や足首、足全体が
変形してきてしまいます。
(背骨や頚椎、腰椎なども)
変形してしまったのが
O脚や甲高、扁平足
外反母趾や
もっと言えば、足の指などです。
骨は私たちのカラダを
支えて守ってくれている土台ですが
頭蓋骨や
ないぞうなどの癒着や下垂などによって
歪みや摩擦を生じます。
(背骨には、ないぞうの調子が反映されます)
年齢を重ねると
手関節や足関節などの可動域に
制限がかかったり、カラダが固くなったり
そして、昔の身長に比べると
若干低くなったりしますよね。
それも骨格などからの影響です。
骨は摩擦を受けて捻れたり
厚くなったりしますが
それを放置してしまうと
だんだんと硬化し
それに伴い、筋肉の緊張にもつながり
血液や水分などの流れも悪くなるのです。
もちろん、肩こりや腰痛、膝痛なども
起こります。
私が行なっているおてあては
カラダの不快な痛みを取り除くと同時に
カラダのなかで起きている
摩擦も解放していくので
内側から巡っていきます。
*カラダのおてあて*
50~60分 5000円
<問い合せ>
おてあてサロン プラーナ
メール a.hg.prana.37@gmail.com
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