子どものおてあて
先日
友人の
4歳になるお子さんのあたまを
触らせてもらいました。
私たちの頭蓋骨は
おでこのところの前頭骨
あたまのてっぺんにある頭頂骨
両耳のところにある側頭骨
あたまの後ろにある後頭骨などの
たくさんの骨がパズルのように
組み合わさっています。
幼少期は
脳の発育にあわせて
それらの骨と骨のつなぎ目である
縫合部分が成長し
頭蓋骨も大きくなっていくため
縫合部分は
閉じられていない状態になっています。
子どもは
生まれて3年から7年の間に
頭蓋骨全体が成長し続けますが
7歳までに
頭蓋骨の長さの伸びは
基本的に終わり
大人と
ほぼ同じ大きさになります。
私が行なっている
おてあては
頭蓋骨の長さの伸びもだいたい終わり
縫合部分が閉じた
7歳あたりを目処に行なっていますが
今回のお子さんの場合
4歳ではありましたが
生まれたときから
口が空きっぱなしで
無意識に舌が出てしまう
そんなお悩みがありました。
(夏風邪もひいていたので、耳も違和感があったそう)
お子さんの立ち方を
横から見ると
カラダの軸が落ち着かなく
ふらふらと
頑張って立っている感じです。
あたまの位置が前方にあり
肩も上がっていたり
足首も柔軟性がないので
安定せず
バランスをとろうと
指先にまで
チカラが入ってしまっています。
20分前後でおてあてを
終わらすと
ぐっすり寝てしまった
Rちゃん。
こめかみのところにある蝶形骨や
両耳のところにある側頭骨など
中のほうへ入り込んでいたので
それらの骨をフラットになるよう
整えていきました。
やはりまだ子どもなので
反応も早いし
とっても柔軟性があり、そして繊細。
写真を見比べると
一目瞭然で
変化したのが分かります。
アフターでは
あたまの位置も変わり
肩も落ち着き
腕もほぼまっすぐ。
骨盤が安定したので
下半身にも柔軟性が出ました。
(Rちゃんはおてあて中、眠ってしまい
起こしてしまうのが可哀想だったので
その日の夜、お母さんに写真を撮ってもらったのでお洋服を着替えています)
これは
重ねた写真です。
身長は縮んだように
見えますが
カラダのバランスも
安定し
自然な立ち方になりました。
おてあては
頭蓋骨が整うと
血や体液などが巡り
おカラダが循環していくので
その日よりは1、2日後のほうが
おカラダの状態が
より良いです。
後日、Rちゃんも
4歳ながらに
今までお母さんも見たことがない
気持ちの良い便をしたとのことで
ご報告いただきました。
おカラダが
心地よい状態になると
私たちのホメオスタシスが
より発揮してくれます。
そのホメオスタシスを
維持し
心地よく健やかな日々が
お過ごしできるように
Rちゃんの頭蓋骨のバランスも
少しでもいい方向へいくように
これからも
尽力していきたいと思います。
◆ホメオスタシスとは◆
環境が変化しても
体の状態を一定に保とうとする
生体的働きのことをいいます。
暑ければ汗を出し、体温を調整したり
ケガをして出血してしまえば、傷口をふさいだり
カゼをひいたりウイルスが
カラダに侵入してくると
それを排除する役目をしたりする
この機能が
無意識化で働いてくれているからこそ
私たちは
生きていけるのです。
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