目の筋肉と首の筋肉
私たちのカラダに備わっている
感覚には
視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚がありますが
なかでも
とくに膨大な情報をキャッチし
処理しているものに
目から入る情報 = 視覚があります。
視覚は
モノの形や色を
映し出すだけではなく
立体感や遠近感などの
非常に複雑な情報を脳に伝え
それを
分析や統合するという
高度な作業を行なっており
カメラ以上に
複雑な構造をしています。
外部情報の80%を目から得ており
モノを見たとき
その視覚情報は網膜に映し出され
約80万本の視神経の繊維が
後ろに伸びていって
脳と接続し
脳に外界の情報を伝えています。
その際
映像をみるときに動かす
目の筋肉と
首の筋肉には
とても密接な関係があります。
何かを凝視したとき
目が1点に固まって
これが長く続くと
眼球のまわりにある
目を動かす筋肉(外眼筋)や
遠近を調整したり、ピントを合わせる
毛様体と虹彩の筋肉(内眼筋)が固定されてしまいます。
さらに
目を動かすときに
左右、上下などに首を動かしていますよね。
この際に
作用する首の筋肉には
首の前面についている胸鎖乳突筋や
首の側面についている斜角筋、
首の付け根から肩についている
肩甲挙筋や
それらを被っている僧帽筋などが
あります。
ほかにも
あたまを支えている
細かな後頭下筋群など
たくさんの筋肉によって
首は重いあたまを支えています。
でも
目を固定し、酷使しまうと
気がつけば姿勢も悪くなっていたり
あたまが前に行けば行くほど
首から肩にかけてのこの筋肉たちにも
ストレスがかかり
首が痛くなったり、不快感が出てしまいます。
スマホやパソコン
タブレットなどは
文字が小さくなる分
眼球運動も少なくなり
目を疲れさせてしまいますし
眼球の固定は
連鎖的に
首への強い緊張を引き起こしてしまうので
首が疲れたり
コリを感じたりしますよー。
目の疲れを感じたとき
眼球を大きく時計回り、反時計回りに
ぐる~ぐる~と回してみたり
上下左右に動かすと
どこかでつっかかって
動かしずらくなっているのと同時に
首の可動域にも
制限がかかっています。
このように
眼球の疲れは首へとつながりますし
頭蓋骨の締め付け原因は
目からはじまることも多いのです。
頭蓋骨に
ストレスを与えないためにも
日々の姿勢に気をつけてみたり
目を休ませることを
ぜひ意識してみてくださいね。
あとは
" カラダのおてあて " で
頭蓋骨を調整して
目の疲れや首の違和感など
おてあてしていきましょうね。
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