頭蓋骨って動くの?



私たちのあたま=頭蓋骨は
23個の骨がパズルのように組み合わさって
成り立っています。



なんでこんなに
たくさんの骨があるのかというと
動くためだからです。



意味を成すから
こんなにもたくさんの骨で
構成されているんですよね。




頭蓋骨は
意識とは関係なく
不随的に、極めて小さく動き


あたま全体で
膨張と収縮を繰り返していて


海の引き潮や満ち潮みたいに
ゆっくりと動いています。






なぜ頭蓋骨が
動いているの?



私たちの
脳や神経に栄養を送り


老廃物を排出する役目を担っている
脳脊髄液(CSF)が
頭蓋骨内で生成され充満すると


頭蓋骨は
一時的にわずかに膨張し


逆に吸収されると
通常の大きさに戻るからです。




このような膨張の際に起こる


" 遊び " の役目を果たしているのが
骨をつないでいる縫合の部分になります。



(パズルのように組み合わさっている
頭蓋骨の連結は、縫合または軟骨結合、骨結合のいずれかによって互いに結合しています)




頭蓋骨は
おでこのところの前頭骨や
こめかみのところの蝶形骨など
各骨が隣り合わせになっていて


そのつなぎ目のところが
縫合といわれます。




色違いのパーツになっているので
縫合が分かりやすいです。

↓↓↓





では、この縫合の動きが悪いと
どうなるでしょうか。



縫合の可動性が低くなり
動かなくなると


膨張すべき容量が
その下にある硬膜という骨膜に
しわ寄せされ


硬膜に
捻れや歪みが生じてきます。




そうすると
脳脊髄液の循環不良につながってしまい


頭蓋骨も引っ張られ
この縫合部分がズレたり
内圧がかかってくるため


本来、丸みのある頭蓋骨のカタチが
いびつになり


カラダにさまざまな不調を
引き起こしてしまうのです。






縫合をめぐって
これまで頭蓋骨は不動結合といって
動かないとされていましたが


頭蓋骨の可動性について
研究を重ね


100年以上前に
オステオパシードクターである
サザーランド博士が

あたまの結合は動く
と発見したそう。




そのサザーランド博士によると

頭蓋骨の縫合の開閉は
最大で0.8mm~0.3mmといわれています。




この縫合の開閉は
私たちの呼吸のリズムには沿わず
微細に動いていますが


現代人の私たちは
たくさんの情報を消費するため


この縫合の可動性に
制限がかかってしまっています。




さらには、寒暖差が激しい北海道
という土地柄のせいか
縫合の開閉どころか


頭蓋骨の厚みや縫合部分の癒着が
強いように思います。
(もちろん個人差はありますし、個人的見解です)



縫合の開閉がされていないということは
そのなかにある硬膜自体が捻れ
どこかで引っ張っているのです。




頭蓋骨のなかには
3層からなる髄膜の外側に
硬膜があり



硬膜の下には
くも膜や軟膜、脳、脊髄が
存在しています。






硬膜は名のとおり硬い膜で


硬膜には脳を包む脳硬膜と
脊髄を含む脊髄硬膜があります。




脳硬膜は1枚の膜をなし
脳の被膜であると同時に、
頭蓋骨内面の骨膜でもあります。




脳硬膜は数個隔壁をつくり
頭蓋腔を部屋ごとに分類していて


いちばん大きい脳側の硬膜の壁層は


鼻の付け根の奥にある
鶏冠(うかん)と呼ばれるところから



正中線に沿って広がり
大脳縦列のなかに入る
鎌状をした膜の大脳鎌、


左右の小脳半球の間へ介入する小脳鎌、


後頭骨の内後頭隆起と
その左右に伸びる横洞溝からおこる
小脳テントから成り立っています。




簡単にまとめると、
鼻の奥のほうからおでこをぐるっとまわり


あたまの後部まで全体に
この硬膜が張り巡らされている状態です。



<プロメテウスより>




そして、脊髄硬膜は
あたまから首を通り
仙骨2番まで脊髄を包むようにあります。




この硬膜と脳の間を
私たちの生命維持に欠かせない
脳脊髄液(CSF)が流れていて


あたま~脊髄~仙骨までを
双方向に循環し
細胞や神経へと巡っているのです。






硬膜が
なんらかの影響を受け、捩れたりすると


硬膜内を流れている脳脊髄液の
循環リズムも狂い


神経伝達機能に
影響を及ぼしてしまいますし


頭蓋骨もそれにつられて
なかへ引っ張られたり、歪んだりします。


頭蓋骨の縫合の開閉も
しづらくなっているということです。




脳脊髄液の流れを妨げられると
カラダに不調が出てきてしまい
肩がこる、背中が痛いなどが現れてきます。




頭蓋骨がいびつだったり
固まっていると
連動して背骨も締め付けてしまっているので



カラダ全域に、姿勢と可動性ともに
制限がかかってしまいます。






頭蓋骨に触れていくと


捩れる感覚や
内圧がかかっている様子
不活発なところが伺えます。




例えば


水平になっていなく
捻じれを感じる側頭骨なら
(左右の位置が違ったり、高さが違う場合も)



ありのままの
頭蓋骨の状態をみていくと
自然と水平に戻ります。




後頭骨が
左右上下どこかに
ズレているのであれば



頭蓋骨を観察していると
心地よい状態へ位置してきます。




このように、頭蓋骨や縫合
さらには捩れてしまった硬膜を


心地よい状態になるよう
おてあてしていきます。





おてあては
肩こりや腰痛、足が重だるいなどの
症状の軽減が可能です。



おカラダのあちこちの痛みや
不快な部分の
原因になっているところを整え



さらには
私たちが本来持っている
自然治癒力のパフォーマンスを高めるための
お手伝いになります。




自然治癒力は
誰しもが持つ
カラダのなかの免疫力。




この自然治癒力を
最大限に引き出し



少しでも多くの方が
健やかにお過ごしできるよう
お手伝いさせていただければ嬉しいです。



カラダのおてあてを
ぜひご体験ください。




*おてあては医療行為ではありません。解剖学的構造に基づいたアプローチとなります*






おてあて整体 プラーナ

あたまや関節・おなかなど、必要に応じた箇所へ 触れながらカラダを調整していくソフトな整体です。 肩こりや腰痛・頭痛・便秘などの不調は カラダのどこかで制限がかかっています。 毎日の生活をよりよく過ごすため、カラダの調和がとれるよう 心地よい状態へ整えませんか? 北海道とかちのおてあて整体 プラーナ *女性専門プライベートサロン*

0コメント

  • 1000 / 1000